里芋の煮っ転がし
里芋料理の中でも最も有名だと言っても過言ではないのが煮物でしょう。
煮っ転がしと言われる事も有りますが、ことことと煮る事でつややかで、さらに味もしっかりと付いた美味しい煮物を作る事が出来ます。
作り方は非常に簡単で、まずは里芋の皮をむいてゆで、そこに出汁、しょうゆ、みりん、砂糖等をくわえて味を付けて行きます。
あまり味がしみやすい素材とはいませんが、加熱、放置、加熱、放置と繰り返す事によって徐々に内側の方まで味をしみこませる事が可能です。
表面に里芋独特のぬめりが出て来ますがそれは出来るだけ取り除かないようにする方がよりそのものの食感を味わう事が出来ます。
ただぬめりが有る素材は強火で加熱すると簡単に吹き零れてしまいがちなので、出来るだけ加熱する時は弱火から中火で時間をかけて煮る事を意識しましょう。
簡単に作れる炊き込みご飯
里芋自体は煮物に利用するイメージが有る食材ですが、炊き込みご飯の材料としても美味しく食べられます。
具としては里芋、ニンジン、鶏肉などを用意し、後は通常の炊き込みご飯の容量で炊きます。
里芋は1.5㎝程度のサイズに切っておくと素材の食感を味わいつつご飯も一緒に食べられるのでお勧めです。
味の目安としては、ご飯1号に醤油大さじ1杯で、気になる人はそこにみりんや出汁を合わせて調整しましょう。
炊き上がったら上に小口に切ったネギや、三つ葉等を載せると彩も良くなります。
また鶏肉を入れる場合、その臭いが気になる人は予めゆでてから炊く事をお勧めします。
もちろん全く気にならない人は生のまま米の中に入れ、炊飯器のスイッチを入れて一緒に炊いてしまっても問題有りません。
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お椀の具としても利用
里芋自体は非常にもっちりとしており、主催としても利用しやすい食材です。
ただ勿論それ以外にも活用法があり、例えば汁物の具として活用する事も出来ます。
普段作っている味噌汁の具として利用したりする事もできます。
もちろんけんちん汁にしても良いでしょう。
料理のポイントは、出来るだけ拭きこぼさないようにする事です。
蓋をして調理する方が早く加熱出来ますが、火加減によってはどうしても吹き零れが発生します。
なるべくなら蓋を開けて火加減を調整しながら調理すると良いでしょう。
またガス代や電気代が気になる場合は、里芋を切ってから皿に並べ、電子レンジで予め加熱しておく事をお勧めします。
その方が鍋に入れてからの加熱時間を短縮できるからです。
ただ電子レンジで加熱した後の皿等は非常に熱くなっているので、火傷には充分注意しましょう。