秋限定の甘くて香ばしい栗をご飯からスイーツまで堪能しよう

子供から大人まで甘いものが苦手な方も楽しめる栗ご飯

栗は茹で立てを剥いて甘さやホクホク感を楽しんだり、グリルなどで焼いた焼き栗などシンプルに頂くのも美味しいですが、お料理にも合います。
初秋に栗が出回ったら、まずは楽しみたいのが栗ご飯です。
炊き立てはもちろん、運動会のお弁当のお重に入っていると嬉しい老若男女に人気のメニューの1つです。
ご家庭によって炊き方は様々で、茹でてから剥いた栗を使う方、剥いた生栗と生米を炊く方もいます。
固い殻を割り、渋皮を剥くのが面倒でなかなか作れないという方は、最近では剥き栗も販売されていますし、栗ご飯用にだし汁などに漬け込んだセット商品なども販売されているので、気軽に活用してみましょう。
味付けもご家庭ごとに異なりますが、シンプルに塩だけ、醤油を少し入れるだけといったケースから、塩気と日本酒やみりんを少々入れる方、昆布だしにみりんや醤油などを合わせただし汁で料亭並みに炊くというスタイルもあります。
ちょっとテイストを変えたいなら、コンソメを加えてみると、いつもとは違った洋風テイストのピラフ的な栗ご飯も楽しめます。

秋限定の栗きんとんからお正月のおせち料理まで

栗の料理として栗ご飯の次に代表的なのは栗きんとんではないでしょうか。
といっても、実は大きく2つのパターンがあります。
栗の産地である岐阜などの東海圏で親しまれている栗きんとんは、秋限定の和菓子で栗をペースト状にして砂糖と少々の塩などで練り上げ、栗の形に仕上げます。
お抹茶などと頂くと美味しく、秋のお茶席にも人気です。
一方、全国的にメジャーな栗きんとんといえば、お正月のお節料理の1つであり、新しい年の金運が高まるおめでたい料理になります。
秋の栗を甘露煮にして保存しておき、栗またはサツマイモを使った甘く煮たペーストと合わせて作ります。

女性に大人気のモンブラン

栗といえば思いつくメニューは食事ものとしての料理より、スイーツかもしれません。
中でも代表的な栗のスイーツがモンブランです。
最近は色々な形のものが登場していますが、カステラを包み込んだ細いクリームが渦を巻いているものや、山のように形作られているものな形状のケーキです。
ご自身でイチから手作りするのは手間がかかりますが、市販のカステラやスポンジや、ご自身で焼いたスポンジをカットして、市販の栗クリームを絞るスタイルなら気軽に作れます。
一般的に売られている栗クリームは、モンブランらしい黄色をしていますが、フランス産の栗を使ったものが基本です。
これに対して、最近注目を集めている和栗を使ったクリームは、やや黒みがかった黄色で落ち着きある雰囲気のモンブランに仕上がります。