体にいいごまをたっぷりとれるお料理

秋に楽しむごま料理

年間を通じて出回っているごまの旬は秋といわれており、自然食品店や専門店では新物のごまも出回ります。
日頃はお弁当のご飯の上に散らしたり、お店で出されるご飯やお赤飯、お蕎麦などにパラリと散らしてあるものしか食べる機会がないという方も、旬を迎える秋には健康食材であるごまを意識して積極的に摂ってみてはいかがでしょうか。
ごまには近年注目されている若返り成分であるセサミンをはじめ、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
美肌や健康維持、アンチエイジングにおすすめの食材ですが、大量に食べるものではないので、大さじ1杯程度ずつ毎日少しずつでも食べていくといいでしょう。
ご飯にパラリとち散らす程度ではなく、野菜の胡麻和えなどにしたり、お味噌汁などにすりごまを入れると摂りやすくなります。

風味アップで美味しくなるおかず料理

ごまは香りが高く、香ばしい風味が楽しめる食材で、白や黒、金といった色合いの違いをはじめ、粒状のいりごまやすりつぶしたすりごま、練った練りごまやごまペーストなどでも風味や風合い、食感の違いを楽しめます。
ほうれん草の胡麻和えやいんげんや人参の胡麻和えをはじめ、秋が旬の里芋を胡麻和えにしたり、ごまと一緒に味噌煮にしても美味しく食べられ、ごまもたっぷり摂れます。
ごまだけで作られた純粋なごまペーストはそのままでは苦みを感じることもありますが、蜂蜜などを混ぜるとお子様も食べやすくなります。
そのままパンに塗っていただけば、ヘルシーで栄養価も高い朝食になりますので、ぜひ試してみましょう。
市販のごまペーストや練りごまを使って気軽に作ったり、パンやクラッカーに塗るのはもちろん、旬のごまを手間暇かけて、すりつぶして練り、自家製の練りごまやごまペーストを作ってみるのも楽しいものです。

スイーツにもおすすめ

最近はヘルシーブームでごまを使った和菓子をはじめ、洋菓子やアイスクリームなどの冷菓まで登場しています。
古くから親しまれている代表的なごまのスイーツといえば、ごまのおはぎです。
あんこの周りにすりごまをたっぷりとつけたものや、ごまあんをまぶしたもの、中にあんこを入れてもち米で包み、たっぷりとすりごまをまぶしたものなど、アイディア次第で様々なバリエーションも楽しめます。
そのほか、白玉団子やお団子をごまペーストやごま餡でまぶしていただいても美味です。
すりごまを混ぜ込んでクッキーとして焼き上げたり、パウンドケーキなどの生地に混ぜ込んだり、表面にトッピングしても香ばしく美味しく仕上がります。